米連邦議会中間選挙の激戦地とされるアリゾナ州で、投票開始からわずか数時間後に数十台の電子投票集計機が故障。トランプ前大統領や共和党支持者らは、民主党の選挙不正を改めて訴えた。

人口の多い南部マリコパ郡で電子投票集計機の約20%が故障しており、技術者が修理に当たっている。同郡の当局者らによると、当初は郡全体の4分の1の投票所で60台程度が故障していたが、投票開始から8時間後の午後2時までに17台を修理した。

州知事候補のカリ・レーク氏(共和党)はこの問題を取り上げ、ツイッターアカウントで「有権者への警告」を発し、記者団に対し左派寄りの地域では故障は起きていないと主張した。

トランプ前大統領は「またか? 国民は我慢しないぞ」などとSNSに書き込み、不満をあらわにしている。

レーク氏を含む同州の主要な共和候補は2020年の大統領選で不正があったとのトランプ氏の主張を支持している。大統領選では、バイデン氏が僅差で同州を制した。知事選も僅差の争いが予想されている。

同州での投票が終了する約3時間前に、レーク氏、同州の連邦上院議員共和候補ブレイク・マスターズ氏、共和党全国委員会が緊急訴訟を提起。集計機の不具合を理由に、マリコパ郡での投票時間を3時間延長して午後10時までとし、それらの集計機による早期投票数の発表を午後11時まで遅らせるよう判事に求めた。