すでにロシアがタンカーも保険も手配して船積みしているDelivered条件(揚げ地で所有権および危険負担が売主から買主に移る)での取引については、制裁発効が12月5日から45日間の猶予がついている。

 1月中旬以前の受け渡しであれば禁輸制裁の対象とならず、本格的にロシア産の供給リスクが具現化するのは、それ以降となる。

 インドや中国などは、ほとんどがDelivered条件で購入している。