日銀が19日に公表した7−9月期の資金循環統計によると、国債の発行残高に占める日本銀行の保有分の割合が、国庫短期証券を除くベースで9月末に初めて5割を超えた。

長期金利の上限を0.25%程度に抑えるイールドカーブコントロール(長短金利操作、YCC)政策の下で積極的に国債を買い入れたことが要因。9月末の国債発行残高1066兆円に対し、日銀の保有は50.26%の536兆円だった。