野党・共和党のマッカーシー下院議長が今春にも台湾を訪問する計画を検討している。実現すれば米下院議長として25年ぶりに訪台したペロシ氏に続き、2年連続になる。

下院議長は米大統領の継承順位2位の要職で、再び訪台すれば中国の激しい反発は必至だ。ペロシ氏の訪問後には軍事演習を名目に軍機や艦艇を台湾周辺に派遣して大規模な威嚇行為を続け、日本の排他的経済水域(EEZ)にも弾道ミサイルを撃ち込んだ。

共和が主導する下院は10日、中国問題を集中的に扱う「中国特別委員会」の創設を与野党の賛成多数で決めた。設置を提唱してきたマッカーシー氏は「中国共産党を信頼する時代は終わった」と話し、超党派で米政府の対中国政策を監視していくと強調した。

米中は22年11月の米中首脳会談を受け、意思疎通を維持して偶発的な衝突を避ける環境づくり(高官による対話を拡大)に軸足を置き始めたが、マッカーシー氏の訪台を巡り、両国関係が再び悪化する可能性も。