米財務省は、イエレン財務長官が24日、新たな特別資金管理措置を発動したと発表。連邦債務上限の突破を受けた措置。

イエレン長官はマッカーシー下院議長ら議会指導部宛ての書簡で、政府年金基金の政府証券投資基金(Gファンド)への再投資を停止する方針を通知し、31兆4000億ドルの上限を引き上げなければ、6月上旬に債務不履行(デフォルト)に陥る可能性があるという見通しを改めて示した。

米連邦債務は19日に上限に到達。これを受け、イエレン長官は同日、6月5日までの「債務発行停止期間」を設け、一部の公的年金基金への投資を停止する特別措置に着手した。