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昨晩のNY金(4月限)は反発した。前日比6.1ドル高の1トロイオンス1945.3ドルで終えた。

FOMCや雇用統計などの主要イベントを控えてドルが買い戻されたことから売り優勢となる場面もあったが、国際通貨基金(IMF)が30日改定した世界経済見通しで、2023年の英国の成長率を22年10月時点から大幅に下方修正し、ポンド売りドル買いとなる中、米雇用コスト指数(ECI)の伸び鈍化などを背景にドル安に振れたことを受けて地合いを引き締めた。
 
時間外取引の高値を突破し、1946.9ドルまで上昇した。第4四半期の米雇用コスト指数(ECI)は前期比1.0%上昇と伸びは前四半期の1.2%から鈍化し、1年ぶりの低水準となった。米連邦準備理事会(FRB)が賃金インフレを見極めるうえで重視する指標のため、利上げ減速につながるとの見方を誘った。