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昨晩のNY金(4月限)は続落した。前日比12.0ドル安の1トロイオンス1930.8ドルで終えた。

米連邦公開市場委員会(FOMC)後のドル安や、欧州中央銀行(ECB)の大幅利上げ見通しを受けて押し目を買われ、一時は1975.2ドルと2022年4月以来の高値を付けたが、その後は高値警戒感から利益確定売りが優勢となった。

欧州中央銀行(ECB)理事会で政策金利を0.5%ポイント引き上げ3%とした。3月にも0.5%ポイントの追加利上げの方針を示した。ただラガルドECB総裁が、「経済成長の見通しに対するリスクは、より均衡化していると述べる」と、利上げペース減速も意識され、ユーロ安に振れたことから利食い売りが出て急落した。時間外取引の安値や1950ドルの節目を割り込み、1925.6ドルまで下落した。