ウォレス英国防相は2日、ウクライナに戦闘機を供与する可能性に関する質問に対し、「この恐ろしい紛争において魔法のつえはない」という認識を示した。

ウォレス氏は、ウクライナが要請している戦闘機供与の可能性を否定はしなかったものの、「ウクライナに必要なのはロシア軍を後退させるために地上で軍隊を編成する能力」とし、戦闘機は現時点でウクライナが必要としているものではないと指摘。さらに、ウクライナ軍の操縦訓練に時間がかかるなど、考慮すべき現実的な問題があると述べた。

スナク英首相の報道官によると、英国の戦闘機の操縦訓練は最短でも35カ月を要するという。