米労働省が3日発表した1月の雇用統計で、非農業部門雇用者数は51万7000人増加し、市場予想を上回る伸びとなった。失業率は3.4%と、53年半超ぶりの低水準となった。賃金の上昇率は一段と緩やかになったものの、労働市場の引き締まり継続を示唆。

非農業部門雇用者数のエコノミスト予想は18万5000人増。12万5000人増から30万5000人増まで幅があった。1月の雇用の伸びは、22年の月間平均である40万1000人増も上回った。

22年12月分の雇用者数は22万3000人増から26万人増に上方修正された。

1月の時間当たり平均賃金は前月比0.3%上昇。12月は0.4%上がっていた。1月の賃金上昇率は前年同月比4.4%と、12月の4.8%から低下した。事前予想は前年比4.3%上昇だった。