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昨晩のNY金(4月限)は3日続伸した。前日比5.9ドル高の1トロイオンス1890.7ドルで終えた。

パウエル議長は7日のインタビューで「ディスインフレのプロセスが始まった」と語り、堅調な1月の米雇用統計を受けてFRBが金融引き締めを継続するとの観測が後退し、米長期金利が低下。ユーロ買い・ドル売りが優勢になり、金も買い優勢となった。

パウエルFRB議長の発言内容がそれほどタカ派寄りではなかったが、この日発言した米金融当局者発言は、ウィリアムズNY連銀総裁は、ターミナルレート(最終到達点)は5.00−5.25%がなお理に適うとの見解を示し、クックFRB理事やカシュカリ米ミネアポリス連銀総裁の発言にも利上げ継続を示唆する内容は限定的だった。
ただ、ウォラーFRB理事は「金利を一部予想より高く、より長く維持する必要があるかもしれない」と述べ、米株は弱気反応。