米アトランタ地区連銀のボスティック総裁は2日、米連邦準備理事会(FRB)による利上げの影響が本格的に発現するのは今春以降となる可能性があると述べた。また、この点が当面は0.25%ポイントの「緩やかな」利上げを行う根拠になるとの認識を示した。

FRBの政策金利は、1年前のゼロ近辺から2月時点では4.5─4.75%の「制約的」水準まで上昇した。ボスティック氏は利上げの停止点に近いかも知れないとした上で、さらに0.5%ポイントの利上げが必要だと考えているが、それは今後の指標次第だと述べた。

ボスティック氏は、今年の米連邦公開市場委員会(FOMC)で投票権を持たない。