米ボストン地区連銀のコリンズ総裁は、インフレ抑制に向け連邦準備理事会(FRB)は一段の利上げを実施する必要があるという認識を改めて示した。1日に行った講演の動画が3日、同連銀のウェブサイトに掲載された。

コリンズ総裁は、インフレを2%の目標に「低下させるためにさらにやるべきことがある」と言明。さらに、金利は最終到達点に達した段階で、長期間その水準にとどまる必要がある公算が大きいと述べた。

また、必要となる利上げの過程で、雇用市場が幾分軟化する可能性が高いという認識を示した。

同総裁は今年の米連邦公開市場委員会(FOMC)で投票権を持っていない。