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週末のNY原油(4月限)は4日ぶりに反発した。前日比0.96ドル高の1バレル76.68ドルで終えた。

雇用統計は非農業部門の雇用者数が前月比31万1000人増と市場予想(22万5000人増)を上回った。半面、失業率は悪化し、平均時給の伸び率は0.2%と市場予想(0.4%)より低かった。市場ではFRBが21〜22日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げ幅を0.5%に広げるほど強い内容ではないと受け止められた。米景気の先行き不安が和らぎ、原油需要が伸び悩むとの警戒感が後退した。中盤に77ドル台を回復。後半から終盤に上げ幅を縮小したが堅調に引けた。

 米ベーカー・フューズによると、米国内の稼働中の原油掘削装置(リグ)数は590基と、前週比2基減少となった。