ゴールドマン・サックスは15日のノートで、今年の中国の国内総生産(GDP)成長率予想を5.5%から6%に引き上げた。1月に5.2%から5.5%に上方修正したのに続く動き。

ゴールドマンは、新型コロナウイルスのパンデミックに敏感なセクターが力強く回復していることや、1─2月の幅広い経済活動改善を示すデータを理由に挙げた。長らく低迷していた不動産セクターが持ち直している点も指摘。

中国の昨年の成長率は3%と、2020年を除くと数十年ぶりの低い伸びにとどまった。指導部が設定した今年の成長率目標は5%前後。