経営難に陥っている中国の不動産開発大手、碧桂園(カントリー・ガーデン)は、30日発表した2023年上半期決算で過去最大の損失を計上し、業績悪化が続けばデフォルト(債務不履行)のリスクがあるとした。

同社の1─6月期の純損失は489億元(67億2000万ドル)。前年同期は6億1200万元の黒字だった。22年下半期は67億元の損失を計上していた。

提出書類には「グループの財務実績が将来的に悪化し続けた場合、借り入れの財務制限条項を履行できなくなる可能性があり、その結果、債務不履行などが発生する可能性がある」と記載されている。