昨日の東京時間は、欧米株式市場の全面高の流れを受けて、日経平均が過去最大となる上昇率を記録(+14.15%)。これまでの最高であったバブル崩壊初期の1990年10月2日(+13.24%)を上回った。他のアジア諸国の株価も全般的に上昇する中、為替市場は円もドルも弱く、クロス円が上昇する展開となった。
 ただし、昨晩、米政府による金融機関への資本注入を柱とする金融安定化策発表間に上昇していたNY株価が、発表後に反落すると、円が買い戻され、ドル円は101円台半ば、ユーロ円は138円台半ばに下落。

 米政府が不良債権の買取ではなく資本注入を決めたことで、先週見られたパニック的な売りは一段落する可能性はあるものの、株価がボトムを付けるかは不透明。今回の金融システムの不安定化を受けた実体経済・景気後退はこれから本格化する。日本の場合、公的資本注入を行ったのが1999年、株価のボトムは2003年。
 昨日も「噂で買われた事実で売られた」米株価は、米景気後退の深刻化を示唆しているかのようでもあり、急落に対する自律反騰はあっても、高値を追いかけて買う時間帯ではないか?

 本日は9月小売売上、10月NYFedインデックス、バーナンキ議長を始めとするFed高官の発言、ベージュブックに注目。今後は各国経済指標を受けた金利・金利見通しの変化が為替市場のトレンドに与える影響が高まっていく可能性。これまでは、リスク回避姿勢、本国への資金回帰の動きを背景にドルは堅調に推移してきたが、金利見通しの影響が増した場合、ドル下落圧力が高まる可能性がある。

 また、本日は米株式市場オープン前にJPモルガン・チェース、ウェルズ・ファーゴ、ステート・ストリート、チャールズ・シュワブの決算発表が予定されている。


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