米農務省(USDA)は、まだ今年の週間作付け進捗報告を開始していないが、ミシシッピ・テキサスでは既に作付けが始まっている模様。今週の中西部は湿潤な天候が予報されており、ミネソタ、アイオワ、ミズーリ、ウィスコンシン、イリノイの全域では、週後半から週末にかけて降雨がある見込み。作付け遅れを材料視するには、まだ早いが、市場が天候に敏感になり始めている点には要注意。

 米民間気象予報会社ストーム・エクスチェンジによると、4月から6月にかけて、米国の北端地域は雨がちな天候パターンとなり、米南部は温暖な気候が続く見通しを発表している。

 ノースダコタとサウスダコタ両州の東部とミネソタ州北西部のレッドリバー流域では、雪解け水と豪雨が重なり、深刻な洪水が発生する可能性が指摘されている。米プレーンズ地域北部では、過剰な土壌水準により局地的に春の農作業が大きく遅れると見込まれており、土壌の水浸し状態があまりに長く続いた場合、コーンから大豆への作付けシフトの可能性も想定しておきたい。

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