ワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)の「ゴールド需要トレンド」報告によると、第1・四半期の世界の金需要は1028トンとなり、前年同期を35%上回った。WGC上場投資信託(ETF)、金地金(ゴールドバー)、金貨に対する需要により、宝飾品販売や産業用需要などの落ち込みは帳消しとなった。
主に西側市場以外で見られる金地金保有は、2008年第1・四半期にはネットで49.4トンの増加だったが、2009年第1・四半期にはネットで33.2トンの減少へと変化した。
対照的に、西側の投資家の金地金保有が拡大。ネットで昨年第1・四半期の9.8トンの増加から、今年第1・四半期には89.0トンの増加となった。
今年第1・四半期のETFの金需要は、6倍以上増加して、合計465トンとなったが、宝飾品需要は、26%減少して、合計352トン。
価格高騰による宝飾用需要の落ち込みが、他の需要項目でカバーされた格好が確認された。現在、金がジリジリ買い進まれているのが、「安全資産への買い」と言うよりも「インフレヘッジの買い」にテーマが移行しつつある感。
どこかの段階で、再び「インフレ」が重要テーマになってくる。
主に西側市場以外で見られる金地金保有は、2008年第1・四半期にはネットで49.4トンの増加だったが、2009年第1・四半期にはネットで33.2トンの減少へと変化した。
対照的に、西側の投資家の金地金保有が拡大。ネットで昨年第1・四半期の9.8トンの増加から、今年第1・四半期には89.0トンの増加となった。
今年第1・四半期のETFの金需要は、6倍以上増加して、合計465トンとなったが、宝飾品需要は、26%減少して、合計352トン。
価格高騰による宝飾用需要の落ち込みが、他の需要項目でカバーされた格好が確認された。現在、金がジリジリ買い進まれているのが、「安全資産への買い」と言うよりも「インフレヘッジの買い」にテーマが移行しつつある感。
どこかの段階で、再び「インフレ」が重要テーマになってくる。