昨日の当欄では、金に関しての中国の動向をお伝えしたが、中国人民銀行は26日、年次金融安定報告書を発表し、一部の準備通貨への過度の依存を低減するよう国際社会に求める考えを示した。人民銀行は、1つの通貨が世界の金融システムを独占する状況は深刻な問題だと指摘。

 報告書は、人民銀行の周小川総裁が提示したスーパーソブリン(超国家)準備通貨の創設(3月末に、国際通貨体制の見直しを求める論文を発表し、国際通貨基金(IMF)の特別引き出し権(SDR)が米ドルに取って代わることが可能との見解)をあらためて提示。

 中国が再びマーケットの波乱要因となってきた。時間をかけて覇権が「米国→中国」と言う流れになるのであれば、マーケット参加者も必然的に中国情勢・動向に注目せざるを得ない。

 来週は華僑圏のお客様を迎える予定。

にほんブログ村 先物取引ブログへ
  にほんブログ村 先物取引ブログ 先物投資情報へ