昨日行われた都議選で、民主党は、前回獲得した35議席を大きく上回る54議席となり、初の都議会第1党となった。自民党は過去最低の38議席にとどまる惨敗。自民、公明両党は勝敗ラインとしていた過半数(64議席)を維持できなかった。

 国民・民衆の声は、「最近の自民党はいかがなものか?」「民主党に一度政権を取らせてみよう」の流れになっている。
 渡辺よしみ氏が「自民党は国を改革する志がない。民主党は労働組合という巨大組織がバックにいて、手をつけられないことが山のようにある」という様に、民主にも政権担当能力に疑問の声があるのは事実。
 某外資系銀行のアナリストが「政権から落ちる(選挙に負ける)不安を抱える自民と、選挙に勝ってしまう(政権を担当する)ことに不安を持つ民主」と、半年ほど前に、たとえ話を話されていたのを思い出す。

 だが、風の流れは、そちらに向いているには確か。

 今回の都議選での44年ぶりの自民惨敗を、昭和40年7月の40年不況の終焉期との比較で語る向きもある。当時は東証ダウ平均が、1000円の攻防の後、都議会選挙の自民惨敗で悪材料出尽くしから反騰となった。

 残念ながら、今回は日本の政局よりも米国金融決算を受けた米株動向に左右される展開となりそうだが。。。

にほんブログ村 先物取引ブログへ
  にほんブログ村 先物取引ブログ 先物投資情報へ