下げ相場で三割も下落した底値圏ともなれば、萬天元(=打診買い・試し買い)のチャンであると述べています。
この「三割下げ」は「30%下げた相場」と数値を当てはめるよりも、「半値八掛け二割引」という「高値の三割水準まで下がった」という意味を含み、「大きく下がった」という意味でとらえると良いでしょう。

 「百年に九十九年の高安は、三割を超えぬものと知るべし」「二割から、三割高下のある時は、いつでも、米に向かう理と知れ」「分別も思案も要らぬ買旬は、人の捨てたる米くずれなり」とも三猿金泉秘録は記していますが、行き過ぎた下げ相場は、いったんは売りが出尽くしたことになるわけで、安値に追随して売り込むのではなく、試し買いのチャンスと考えなさいと言う事でしょう。

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