149c8023.jpg9月に行われたインタビューから抜粋。

 CFTCによる規制が道理にかなっているとは思いません。数百年間、世界中で行われてきたように、政治家が責任逃れのために、人為的に市場を操作しようとしているのです。政治家は、株式の購入には上限を設けません。株式インデックス・ファンドについても同様です。株式インデックス・ファンドは、株式を市場から吸い上げます。一方、コモディティ・インデックス・ファンドは、コモディティを市場から実際に購入することはありません。コモディティ・インデックス・ファンドは、先物取引の限月を乗り換えるだけです。
 
 それでもCFTCは一時的な効果しか期待できない無駄な規制を実施するかもしれません。もし規制が実施された場合、最終的に何が起きるかといえば、ビジネスが外国へ行ってしまうということです。
 米国はコモディティ取引に関しては、ここ100年間寡占状態にありますが、規制があれば、コモディティ取引は外国に逃げ出し、外国はそれを歓迎するでしょう。コモディティ取引の行き先は、日本、シンガポールあるいは中国、ヨーロッパかもしれません。ロンドンのコモディティ取引所は米国のような規制は行わない、と明言しています。

 繰り返しになりますが、このような規制は歴史上様々な市場において度々行われてきました。したがって米国で何か規制しようとしても、さらに実際に何か実施したとしても、私は驚きません。結局のところ、コモディティのファンダメンタルズを向上させるのです。

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