551f4182.jpg 今晩発表予定のISM(Institute for Supply Management)製造業景気指数とは、全米供給管理協会が発表する企業の景況感を示す指数のこと。旧NAPM指数。
 ISMは、48000人の企業の購買・供給管理の専門家と情報交換しており、ISM製造業指数の作成にあたっては400人以上の購買・供給管理の責任者にアンケートを送って集計している。GDPとの関連性を持たせるために2008年1月分の統計より算出方法が変更され、現在は「新規受注・生産・雇用・入荷遅延・在庫」の5項目(比率はそれぞれ20%)につき、「増加、同じ、減少」の回答結果をもとに算出している。

 この指数には製造業景気指数と非製造業景気指数があるが、ISM製造業景気指数は、月々の景気動向を示す主要経済指標の中で、最も早く発表(翌月第一営業日に発表)されることから、米国の景気先行指標として市場の注目度が特に高い。製造業関連の米経済指標には、ISM製造業景気指数以外に「フィラデルフィア連銀製造業景況感指数」「ニューヨーク連銀製造業景況感指数」などがあるが、基本的には、「ISM製造業景気指数」の注目度が最も高いと言える。

 ISM製造業景気指数は、日銀短観がゼロを分岐点として、+(プラス)、−(マイナス)で表すのに対して、ISM製造業景気指数は、パーセンテージで表し、50%を景気の拡大・後退の分岐点としている。50%を上回れば、景気が拡大している、反対に50%を割り込むと景気後退を示唆しているとされる。

 過去、米連邦準備理事会(FRB)は、50%を下回った際に一度も利上げをしておらず、FRBの利上げスタンスを見極める意味でも注目されている。

 今晩の発表予定の事前予想は、53.0。先週末に米CIT破産申請からリスク許容度が後退しており、事前予想を上回った時よりも、下回ったときの方が反応は大きくなるか?今週は雇用統計やG20、FOMCなどの重要イベントが多いが、まずはISM製造業景況指数に注目したい。

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