091114_1806_003「利食い千人力」とは、利益確定の大切さについての格言です。

 投資では(新規の)買いよりも(利益を確定する)売りの方が難しい(重要)と言われます。実際、早く売りすぎて、そのあと更に大きく上昇してしまったり、逆に欲を出したがために売り時を逃し、株は下落してしまったなどよくある話です。

 また、含み益を、現実の儲けと錯覚する方がいます。含み益とは、実際に決済しなければ、どうなるかわからないものである点を理解する必要があります。「利益を確定して初めて儲けになる」訳です。ウォール街では「株券は売り放つまで利益を得たりというべからず」という格言もあります。

 利食いで市場から回収した資金が、ゆくゆくは千人の味方に相当する、これが「利食い千人力」の大意です。

 一緒に覚えておくと良い格言に「頭としっぽはくれてやれ」「利食いをして破産した相場師はいない」などがあります。


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