カテゴリ: 朝だ夜明けだ
昨晩のドル円
昨晩のドル円は、前週末比5銭円安・ドル高の1ドル=149円10〜20銭で終えた。
米長期金利が上昇したが、今週は日米の中央銀行による金融政策の公表を控え、内容を見極めたい雰囲気も強く、ドル円の上値は限られた。
日銀は19日まで開く金融政策決定会合で、マイナス金利解除や長短金利操作(イールドカーブ・コントロール)撤廃を決めるとみられている。市場は植田和男総裁が記者会見で今後の見通しをどう示すかに注目している。
ユーロは対ドルで反落し、前週末比0.0015ドルのユーロ安・ドル高の1ユーロ=1.0865〜75ドルで終えた。米長期金利が上昇し、欧米金利差の拡大観測からユーロ売り・ドル買いが優勢だったが、週内は英国を含む複数の中銀による政策決定会合を控え、持ち高を積極的に一方向に傾ける動きは限られた。
昨晩のNY原油
昨晩のNY原油(4月限)は反発した。前週末比1.68ドル高の1バレル82.72ドルで終えた。一時は83.09ドルと、中心限月として昨年11月上旬以来の高値を付けた。イラクが原油の輸出量を減らす方針を示したと伝わり、需給の引き締まりが意識された。
ロイター通信によれば、イラクは今後数カ月の間、原油の輸出量を削減する。「OPECプラス」がイラクを含む一部の国による自主減産の方針を示したものの、イラクの原油生産量はこれまで生産枠を超えていた。
2月の中国の小売売上高や鉱工業生産指数が堅調だったことや、ウクライナ軍による度重なるロシア攻撃で、ロシア国内の製油所が損傷して供給が減少していることも支援要因。ロシアでは先週、ウクライナの攻撃によりロシアの国営石油大手ロスネフチの製油所で火災が発生したと伝わった。攻撃が続き、石油の供給に悪影響が出るとの見方も原油相場を支えた。
北半球の冬場がほぼ終わろうとしているなか、世界最大の石油消費国である米国の需要が上向きつつあり、需給がタイト化する兆候があることが相場を引き続き押し上げた。今週の米エネルギー情報局(EIA)の週報でも製油所稼働率の回復や、原油消費量の拡大が期待されている。
昨晩のNY金
昨晩のNYダウ
昨晩の海外市場
ドル円: 149.18 + 0.14
NY金2024/4:2164.3 + 2.8
NY白金 2024/4:921.2 - 22.3
NYパラ 2024/3:1041.30 - 49.00
NY原油 2024/4: 82.72 + 1.68
シカゴ大豆 2024/5: 1187.75 -10.50
シカゴコーン2024/5:436.00 - 0.75
NYダウ:38,790.43 +75.66
S&P500:5,149.42 +32.33
ナスダック:16,103.448 +130.274
NY金2024/4:2164.3 + 2.8
NY白金 2024/4:921.2 - 22.3
NYパラ 2024/3:1041.30 - 49.00
NY原油 2024/4: 82.72 + 1.68
シカゴ大豆 2024/5: 1187.75 -10.50
シカゴコーン2024/5:436.00 - 0.75
NYダウ:38,790.43 +75.66
S&P500:5,149.42 +32.33
ナスダック:16,103.448 +130.274
寄付き予想
昨晩のNY原油
昨晩のNY原油(4月限)は、3営業日ぶりに反落した。前日比0.22ドル安の1バレル81.04ドルで終えた。中東情勢の緊張が続くなか、前日に2023年11月以来、約4カ月ぶりの高値を付けており、週末を前に利益確定や持ち高調整の売りが出た。
今週発表された2月の米消費者物価指数(CPI)などの物価指標がインフレ圧力の根強さを示し、年内の米連邦準備理事会(FRB)の利下げペースが緩やかになる可能性が意識され、米金融緩和が原油需要を喚起するとの見方が後退したのも原油相場の重荷だった。
米ベーカー・フューズが発表した米国内の原油掘削装置(リグ)数は前週比6基増の510基だった。
イスラエルのネタニヤフ首相はこの日、避難民であふれているガザ南部のラファへの侵攻計画を承認したと明らかにした。一方でイスラエルはハマスとの休戦に向けた交渉のため、仲介国カタールに代表団を送ることも決定した。
昨晩のNY金
昨晩のドル円
昨晩のドル円は4日続伸し、前日比80銭円安・ドル高の1ドル=149円05〜15銭で終えた。
今週発表になった2月の消費者物価指数(CPI)と卸売物価指数(PPI)がいずれも市場予想を上回った。米国のインフレ沈静化に時間がかかり、米連邦準備理事会(FRB)が利下げに慎重になるとの見方が広がった。15日の米債券市場で長期金利が一時4.32%と、2月下旬以来の高水準を付けた。日米金利差の拡大観測が円売り・ドル買いを誘った。
ただ、日銀の金融政策の正常化観測が根強く、ドル円の上値も限定的。
ユーロは対ドルで小幅に反発し、前日比0.0005ドルのユーロ高・ドル安の1ユーロ=1.0880〜90ドルで終えた。週末を控えて、持ち高調整のユーロ買い・ドル売りが優勢だった。