090829_1243「人の行く裏に道あり花の山」(千利休)

 日本の株式市場において、最も知られた格言のひとつです。投資家は、群集心理で動きがち、いわゆる付和雷同であるが、それではマーケットでの成功は得られない。むしろ他人と違うことをやったほうが、うまくいく場合が多いと説いている。

 ウォール街にも「人が売るときに買い、人が買うときには売れ」という格言がある。

 徳川時代の相場格言にも、「万人が万人ながら弱気なら、のぼるべき理をふくむ米なり(三猿金泉秘録)」「弱気の理、世に現われ出ればみな弱気、何時にても買いの種まけ。(三猿金泉秘録)」などがある。

 他人と同調したくなる人間心理(相場の負けに繋がり易い)を戒めたものである。

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