新規失業保険今晩の注目経済指標の一つが、「米新規失業保険申請件数」。
 
 これは、毎週木曜日、NY時間の8時30分(日本/夏時間21時30分、冬時間22時30分)、労働省から発表されます。新規失業保険申請件数は、失業者が失業保険給付を初めて申請した件数を集計したものです。
 一般的に、40万件が雇用創出の分岐点とされ、この数字を上回るか否かが注目されます。また、景気のピーク・ボトムに対して2−3ヶ月の先行性があると言われています。また、祝祭日や天災等の影響で申請を行うことが困難となり、数字がばらつく事もあることから、トレンドを把握する際は4週間移動平均が利用されます。

翌月発表される「雇用統計」の失業率を予測する際の先行指標として重要です。「雇用統計」が月1回の発表なのに対し、「米新規失業保険申請件数」は、毎週発表されるため、「雇用統計」まで4−5回の「失業保険申請件数」から、翌月の「雇用統計」の改善・悪化の思惑が形成される事となります。その中でも、特に注目されるのは12日が含まれる週の数字で、この週の件数は翌月に発表される「雇用統計」のサンプリングにされ、失業率や非農業就業者数に一部反映されます。

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