091105_1723モルガン銀行(現・JPモルガン・チェース銀行)で伝説のディーラーとの異名をとり、東京支店長を務めた藤巻健史氏は、ブルームバーグとのインタビューで、日本の財政事情は「極限に来ているが、規律は全く感じられない」と指摘。巨額の累積赤字に加え、30兆円台後半の税収と90兆円超の歳出計画は「とんでもない話」と言い、数兆円程度の見直しでは「どうにもならない」と述べ、早ければ今年末にも「市場の反乱」が起きると予想。
 長期金利は5%前後へと上昇を始め、株安・円安を伴うトリプル安の日本売りにつながる恐れもあると話した。

 ご本人が常々おっしゃるように「ポジショントーク」の側面もあろうが、ドル売り(円高)の次に円売りが材料として意識されるシナリオも想定しておきたい。

 財務省によると、国債と借入金、政府短期証券を合わせた「国の債務残高」は9月末に864兆5226億円と過去最大を更新。国際通貨基金(IMF)は3日公表した報告書で、日本政府の債務残高が対国内総生産(GDP)比で2007年の187.7%から2009年は218.6%、2014年には245.6%に膨らむと予測している。

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