金見通し
お客様メニュー「市場分析レポート」で
「悪い円安なら円建て金に妙味」を更新しました。
参考にして頂ければ幸いです。
「悪い円安なら円建て金に妙味」を更新しました。
参考にして頂ければ幸いです。

本日の金先限は、続伸。MACでは、4日にヒットした売りのトリガー継続。LMA(6360円)〜HMA(6410円)を上値抵抗帯とした戻り売り基調。
ただし、LMA〜HMA間のレンジは狭く、終値ベースでHMAを上抜くと、買いのセットアップとなる。
RSIは中段で方向感・過熱感なし。

200日移動平均線が下値支持。転換線〜雲が上値抵抗。雲のねじれと共に、雲の厚みが薄くなる時間帯に向かい、雲が抵抗としても支持線としても信頼性が落ち込む時間帯となる。同時間帯でのトレンド変化に注目。週末の雇用統計がトレンド転換(加速OR反転)のきっかけとなるか否かに注目したい。

練行足は陽転継続。

ボリンジャーバンドは収れん中で放れ待ち。%Bのクロスと共に放れると値動きは大きくなる。その場合は逆張りではなく、順張り相場となる。

NY金のボリンジャーバンドもJPX金と同様に、ボリンジャーバンドは収れん中で放れ待ち。短期的には保合い放れに追随したい。

金相場が内外共に、52週移動平均線の攻防に差し掛かってきた。
チャートは、NYが2月4日、東京が2/5夜間立ち合い分まで描画されているが、今週末の終値ベースで、52週移動平均線を維持できるか否かが焦点。

ザラ場で割り込んだものの、長い下ヒゲなどを形成して、52週移動平均線を回復すると、チャート上の底打ち感は高まる。

金相場下落の背景は、ドル高が主因だが、ドル円も200日移動平均線の攻防に差し掛かっている。グランビルの売り法則が意識される水準となってきた。

今回の金相場の下落の一因であるユーロドル支持線(1.2000)割れだが、こちらも早々に支持線を回復できるか否かも注目。一目均衡表の雲の下限が支持線として機能するか否かに注目。

NY金(4月限)は、反落。基準線〜200日移動平均線に上値を抑えられた。雲の下限〜転換線を維持できず、下げ加速となった。2020年8月高値を起点とした下降チャネル継続。心理的節目1800ドルが下値支持。

多くのトレンドフォロー系指標は、中立。20日間高値〜安値のレンジ放れ待ち。週末にかけて、現在1966.8ドル(1/6高値)水準にある20日間高値が急速に切り下がる時間帯に入る。20日間安値(1/19:1804.7ドル)を割り込まない限り、安値売り込みは避けたい時間帯に入る。

52週移動平均線は引き続き維持。グランビルの買い法則が意識される。

NY金の下げの一因となったユーロ安ドル高だが、ユーロドルの支持線1.2000を割り込まない限りは、押し目買いが入りやすい水準。

もう一つの金の下げ要因となった米金利上昇だが、8月安値を起点とした上昇トレンドが継続。1月12日高値を抜けるか否かが焦点。バイデン新政権による1.9兆ドル規模の追加経済対策を巡って、民主党が財政調整法を活用して単独で成立させる手続きを進めていると伝わり、国債増発の観測などから米債券市場で長期金利が上昇し、ドル高・金売りとなったが、期待先行の側面もあり、拮抗している上院で減額等が意識されると金利上昇も抑えられる。また、イエレン財務長官もパウエルFRB議長も、長期的な緩和継続を示唆しており、一方向的に金利上昇に伴うドル買いは続き難い。
主要通貨に対してのドル買いがたまっていたこともあり、巻き戻しの動きがドル高の一因でもあり、巻き戻しが一巡すれば、ドルの上値・NY金の下値は、それぞれ限定的となるのではないか?

先週、暗雲が立ち込めたかに見えた金市場だが、雲の隙間から光が見え始めてきた。
金が調整安となっていた主因は、「ドル高」。以下の2つを背景としたドル買い(金売り)だった。
・米10年債利回り上昇⇒ドル高
1月5日の米上院2名の決選投票(ジョージア州)で、「トリプルブルー」が成立すると、財政出動が加速・財政赤字拡大思惑から米10年国債利回りが上昇。
・イタリア連立政権に対する不安⇒ユーロ安・ドル高
イタリア連立政権を構成する少数政党「イタリア・ビバ」の閣僚2人が13日に辞任。

この流れが、
・パウエルFRB議長による 「インフレ上昇でも低金利政策をしばらく継続する」発言と、
・イタリア信任投票で、コンテ首相の信任投票、上院の信任投票共に賛成多数で信任され、ユーロが反発。
となったことで、金相場は反発となっている。
更に、注目だったイエレン次期財務長官が公聴会で、
経常赤字国の米国は、海外マネーを引き寄せるために「強いドルは国益にかなう」と歴代財務長官は繰り返してきたが、今回、イエレン氏は「米経済の長期的な強さと金融システムの安定の維持が、米国と諸外国の利益となる」と述べたものの「強いドル」と直接言及することはなかった。
以上のことから、
ドル高思惑が後退。

昨年3月、11月と同様、グランビルの買い法則がワークしそうな感触。
記事検索
最新記事
Categories