米不動産情報会社のファースト・アメリカン・コアロジックが11月公表した集計結果によると、全米の住宅ローンの23%にあたる約1070万件で、担保物件の市場価格が債務残高を下回っている模様。
 こうしたローンの平均値をみると、担保価格が21万300ドルであるのに対して債務残高は28万ドル。ローン1件あたりの平均的な「債務超過」額は約7万ドルとなる。

 担保価格が債務残高を下回るローンの割合が最も高かった州はネバダ州で65%。次いでアリゾナ州(48%)、フロリダ州(45%)、ミシガン州(37%)、カリフォルニア州(35%)の順。

 ローンが実行された年でみると、住宅価格がピークだった2006年に実行されたローンは40%が債務超過の状態。2009年以降に実行されたローンでも、11%が担保価格が債務残高を下回った。

 2010年の波乱要因。

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