
昨晩のNY原油(12月限)は、3日続落した。前日比0.17ドル安の1バレル59.43ドルで終えた。
米株式市場ではハイテク株を中心に株式の割高感への警戒が根強くなっている中、「人工知能(AI)関連銘柄を中心とした売りが再び広がったことで、米景気悪化による株高の反転が警戒されている。
チャレンジャー・グレイ・アンド・クリスマスが6日発表した調査で、米国で10月に公表された人員削減数は前年同月と比べ2.8倍ほどとなった。10月としては2003年以来の高水準。米政府機関の閉鎖が長期化していることで悪影響が現れつつある。
供給過剰懸念が根強いことが相場を引き続き圧迫した。来週12日には国際エネルギー機関(IEA)が2025年版の世界エネルギー見通しを、13日には月報を公表する予定で、供給過剰見通しがあらためて示される公算。
イスラエルがレバノン南部への空爆を再開していることは懸念要因。イスラエルとレバノンの武装組織ヒズボラの停戦合意が破綻に向かっている。イスラエルのチャンネル12によると、イスラエル軍はヒズボラとの新たな戦闘の可能性を想定している。



























