euro

欧州連合(EU)のユーロ圏財務相会合(ユーログループ)は7日午後(日本時間同日深夜)からテレビ会議を開き、新型コロナウイルスまん延の影響に対応する経済対策について協議したが、8日朝まで続けられた議論でも合意できずに中断。9日に再協議することを決定。

 会議では、ユーロ圏の債務危機対策基金「欧州安定機構(ESM)」の与信枠活用で合意することを目指したが、オランダなどが、各国が与信枠を利用する際の条件を厳格化するよう主張し折り合わなかった。

 また、経済影響が深刻なイタリアやスペインが求めた「コロナ債」などと呼ばれるEUの共通債導入についても、ドイツやオランダは反対。

 ユーロ売りで反応。