サウジアラビアのアブドルアジズ・エネルギー相は13日、「OPECプラス」が合意した協調減産に加え、他のG20加盟国による減産や戦略備蓄の積み増しなどを考慮すると、世界の減産規模は実質的におよそ日量1950万バレルに達すると述べた。

OPECプラスは12日、5〜6月に日量970万バレルの減産を行うことで最終合意した。世界の原油供給の
約10%に当たる過去最大の減産を実施する。

アブドルアジズ氏は、OPECプラス以外のG20加盟国が約370万バレルの減産を約束したと指摘。国際エネルギー機関(IEA)によると、今後数カ月での備蓄積み増しは2億バレルに達するとみられる。

OPECプラスは6月に次回会合を開催する予定。