米金融大手ゴールドマン・サックスは9日、新型コロナウイルスの感染第2波から中国が米国よりも力強く回復すれば金相場にプラスになるとの見方を示し、金の1オンス=約2000ドルの目標価格を維持した。

ゴールドマンは、銅、銀、鉄、金の買い持ち維持を推奨。新型コロナの新規感染者が増加している地域へのエクスポージャーがより少ないことに加え(アジアと対欧米)、感染拡大の影響を受けにくいことを理由に挙げた。

ゴールドマンは金の2020年の平均価格を1オンス=1740ドル、21年は1988ドルと予想。インフレ率の上昇とドル安などが価格押上げの要因になると分析。