欧州中央銀行（ECB）理事会で2020年の経済成長率見通しを上方修正。
ラガルドECB総裁の会見も、想定ほどハト派ではないと受け止められ、ユーロ買い・ドル売り、NY金買いで反応するも、英国の欧州連合（EU）離脱を巡る交渉の行き詰まりを受けて、対ポンドでのドル買いが波及し、 NY金の上値も抑えられた。
足元で相関が高まっているNY株式市場だが、これまで買いが先行した主力ハイテク株のGAFAMに売りが強まり、軒並み下落。米上院は10日、共和党が提案した5000億ドル規模の経済対策案を事実上否決したことも一因。
NY金もユーロドルも下値不安は後退も、上値も限定的で、次の焦点は、米大統領選挙に移行しながら、放れ待ちの展開へ。
