国際銅研究会(ICSG)は19日、世界銅需給について、2020年は5万2000トンの供給不足、21年は6万9000トンの供給過剰になるとの見通しを示した。世界の精錬銅生産は、19年に停滞したものの、20年と21年は約1.5%増加する見込み。

 一方、中国を除く世界の銅需要については、新型コロナウイルス関連の制限で、20年は9%減少予想。
欧州と米国でそれぞれ8%減、6%減となるほか、インドや日本、東南アジア諸国連合(ASEAN)の多くの国で大幅な減少が見込まれるため。ただ、この減少は、精錬銅の純輸入の大幅な増加により、中国の使用量が急増することで相殺されるとの見通しを示した。

 21年の需要は1%増を予想。世界経済の回復に伴い、中国を除く世界消費が5%増加するためとしている。