ブラジルの首都ブラジリアで8日、ボルソナーロ前大統領の支持者らが暴徒化して連邦議会議事堂や最高裁判所、大統領宮殿を襲撃した。ブラジルでは、ルラ元大統領が昨年10月末の大統領選決選投票でボルソナーロ氏を破り、先週就任したばかり。ボルソナーロ氏は政権移行への協力を表明したものの、選挙での敗北を公式に認めず、ルラ氏の就任前に出国して米国に滞在している。
ボルソナーロ氏の支持者らは選挙に不正があったと主張し、ブラジリア市内で座り込みを続けてきた。
ルラ氏は水害被災地の視察に訪れていた南東部アララクアラで記者会見を開き、襲撃事件を「ファシスト」による「蛮行」と非難した。連邦検察庁(MPF)は声明で、破壊行為に関与した者全員について捜査を進めていると述べた。
ボルソナーロ氏の支持者らは選挙に不正があったと主張し、ブラジリア市内で座り込みを続けてきた。
ルラ氏は水害被災地の視察に訪れていた南東部アララクアラで記者会見を開き、襲撃事件を「ファシスト」による「蛮行」と非難した。連邦検察庁(MPF)は声明で、破壊行為に関与した者全員について捜査を進めていると述べた。