米大手債券運用会社PIMCOは8日、最近発表された米指標が経済の底堅さを示しているものの、景気後退(リセッション)に向かっているという見通しを堅持した。

北米エコノミスト、ティファニー・ワイルディング氏は「最近発表された指標を受け、われわれは穏やかな景気後退入りの見通しを変更していない。景気後退入りの時期予想を後ずれさせただけだ」と述べた。

さらに「金融状況に関する市場ベースの指標はこのところ幾分緩和したが、歴史的な基準から見れば依然タイトだ」と指摘。経済に実際に及んでいる米連邦準備理事会(FRB)の引き締め圧力が「過小評価されていると考える」と述べた。