中国の秦剛外相は7日、ウクライナ危機は紛争を長期化しエスカレートさせる「見えざる手」に操られているようだと述べた。

同相は「見えざる手」が「地政学的な計画のためにウクライナ危機を利用している」と指摘。できる限り早期に対話を開始するよう呼びかけた。

同相は「紛争、制裁、圧力ではこの問題は解決しない。和平交渉のプロセスをできる限り早期に開始し、全ての関係者の正当な安全保障上の懸念に配慮すべきだ」と述べた。

中国はウクライナ紛争に参加するどちらの側にも武器を供与していないとも発言。「(中国は)危機の当事者ではなく、紛争のどちらの側にも武器を提供してない。何を根拠に中国に対する批判、制裁、脅しの声が出ているのか。これは絶対に受け入れられない」と述べた。