昨晩のNY原油(5月限)は反落した。前日比0.94ドル安の1バレル69.96ドルで終えた。
米エネルギー省のグランホルム長官は「今年は石油戦略備蓄の補充が難しく、数年かかる可能性がある」と話した。大幅に減少したSPRの積み増しを急がない見通し。今年は2600万バレルの追加放出も控えている。
英中銀やスイス中銀は追加利上げを発表しており、金融引き締めを続ける見通し。ジョルダン・スイス中銀総裁は「利上げは世界の金融不安に悪影響を与えない」との認識を示した。5月の米連邦公開市場委員会(FOMC)でも利上げが続く可能性があり、金融システム不安が根強いことが株売りに繋がり原油市場の重しとなった。