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米労働省が7日発表した3月の雇用統計によると、非農業部門雇用者数は23万6000人増と市場予想を下回ったものの、堅調なペースを維持。失業率は2月の3.6%から3.5%に低下し、労働市場の逼迫を示し、米追加利上げ観測が再度高まった流れ。


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雇用者の市場予想は23万9000人増加。ただし、市場予想は15万人増から34万2000人増まで幅があった。

2月分は31万1000人増から32万6000人増に上方改定された。

弱気のマクロ経済指標が相次いでいた為、動きがあるとすれば、強気の内容が出た場合と当欄でも書いたが、やや強気の内容でドル買いで反応した。ただ、イースターで薄商いであり、雇用時計も大きなサプライズという事でもなく、ドル円の戻りは限定的。

FRBは5月のFOMCに向け、金利がより長期にわたり高水準にとどまるとのメッセージを発信し続けるだろうが、最近のマクロ経済指標は弱気が増えつつあり、今後数週間で発表されるインフレ率と小売売上高が弱気な結果となれば、利上げ観測は後退する。

一方、原油価格が底打ち反騰しており、インフレ指標が強気、小売売上等が弱気となると、「スタグフレーション」シナリオも徐々に意識される。

米当局の困難な舵取りは続く。