
昨晩のNY原油(5月限)は続落した。前日比1.87ドル安の1バレル77.29ドルで終えた。一時は76.97ドルとほぼ3週間ぶりの安値を付けた。
米景気後退見通しの高まりを背景に、石油の需要悪化懸念が強まった。米新規失業保険申請件数がやや増加傾向にあるほか、4月の米フィラデルフィア連銀製造業景気指数が−31.3と2020年5月以来の低水準を更新したことが景気後退を意識させた。米景気見通しが不透明であるなかでも、インフレ抑制のため米連邦準備制度理事会(FRB)は、一段の金融引き締めを実施する流れであることが景気を冷やすとの懸念を強めた。
ロシア西部の輸出港からの供給が4月に2019年以来の高水準を記録する見通しであると伝わったことも重し。ロシアは3月から日量50万バレルの自主減産を開始しているが、輸出は堅調に推移している。