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 ニューヨーク・タイムズ紙は、「ウクライナの防空は増援なしには危機的状況にあると流出文書が示唆した」と報じている。記事によるとペンタゴンは現在、ロシアが激しい遠距離攻撃を重ねたことで、ウクライナ側で防空に必要なミサイルの備蓄が枯渇する事態を懸念しているという。

ウクライナは戦闘機と対爆撃を迎撃する防空システムとして、ソ連時代のS-300長距離地対空ミサイルシステムおよび9K37「ブーク」中・低高度防空ミサイルシステムを多く配備している。流出文書によるとこれらは、ウクライナ防空システムの89%を占める。

これら2種のシステムに用いられるミサイルの備蓄が、文書によればそれぞれ5月3日および4月中旬までに「完全に枯渇」するおそれがあるという。文書は2月28日に発行されたものだ。その後の節減などにより、払底までの時間が多少延びている可能性があるものの、いずれにせよ差し迫った状況にあることをうかがわせる。

さらに、ニューヨーク・タイムズ紙は同文書を基に、前線部隊の防護を目的に展開しているウクライナの防空システムの一部が、5月23日までに「完全に制圧される」おそれがあるとも報じた。