中国CPI中国PPI 中国国家統計局が10日発表した6月の生産者物価指数(PPI)は、前年比5.4%下落し、2015年12月以来最も大幅な落ち込みとなった。消費者物価圧力も21年以降で最も穏やかとなり、当局に需要喚起のための政策対応を迫る結果となった。

PPIは前年比で9カ月連続の下落。下落率は5月(4.6%)から予想(5.0%)以上に加速した。

6月の消費者物価指数(CPI)は前年比変わらず。豚肉価格の下落が加速したことが主因。5月は0.2%上昇、予想中央値は0.2%上昇だった。

食品とエネルギー価格を除いたコアCPIは前年比0.4%上昇し、5月の0.6%上昇から鈍化。

中国当局は23年の平均CPI伸び率を約3%としている。22年は2%上昇した。