NYG
昨晩のNY金(8月限)は、続伸した。前日比24.6ドル高の1トロイオンス1961.7ドルで終えた。

6月米消費者物価指数(CPI)でインフレの伸びが鈍化したことを受けて急伸した。時間外取引の高値を突破し、6月20日以来の高値1965.1ドルを付けた。CPIは前年比3.0%上昇した。5月の4.0%から鈍化し、約2年ぶりの小幅な伸びとなった。市場予想の3.1%上昇を下回り、インフレ高止まりと利上げ継続への過度の懸念が和らぎ、米債券市場では長期金利が一時、前日比0.13%低い3.84%に低下。ドル売り・金買いとなった。

CMEのフェドウォッチによると、今月の米連邦公開市場委員会(FOMC)における0.25%の利上げ確率は90%超と高水準を維持だが、今回の利上げサイクルで7月が最後の引き上げになりそうだとの見方が強まった格好。