米財務省が18日公表した5月の対米証券投資統計によると、海外勢の米国債保有額は前月比0.7%減の7兆5270億ドルと、4カ月ぶりに減少。米国債利回りが上昇を続ける中、主に中国と日本の投資家が保有を減らした。

海外勢の保有は前年同月比では1.6%増加した。

国別の米国債保有で、日本は首位を維持。保有額は1兆0970億ドルで4月の1兆1270億ドルから減少。

保有額2位は中国で、8467億ドルと、前月の8689億ドルから減少し、2010年5月以来の低水準を付けた。

取引ベースでは、海外勢が米国債を375億ドル買い越したが、買い越し額が前月の922億ドルから大幅減少。米国株は344億ドルの流出超となり、前月の153億ドルの流出超から流出が加速した。