国際エネルギー機関(IEA)は27日、昨年の世界の石炭消費が3.3%増の83億トンと、過去最高を更新したと発表。
今年の石炭消費も昨年に近い水準で推移する見通し。米欧で減少したが、アジアで大幅に増加している。今年と来年は石炭火力発電が小幅に減少するものの、石炭の工業利用増加で相殺される可能性が高い。
今年上半期は、米国と欧州連合(EU)の石炭需要がそれぞれ24%減、16%減と、予想以上に減少したが、二大消費国である中国とインドの需要が5%以上増加し、他の地域の減少分が完全に相殺された。
今年の石炭消費も昨年に近い水準で推移する見通し。米欧で減少したが、アジアで大幅に増加している。今年と来年は石炭火力発電が小幅に減少するものの、石炭の工業利用増加で相殺される可能性が高い。
今年上半期は、米国と欧州連合(EU)の石炭需要がそれぞれ24%減、16%減と、予想以上に減少したが、二大消費国である中国とインドの需要が5%以上増加し、他の地域の減少分が完全に相殺された。