中国人民銀行(中央銀行)と金融規制当局は31日、債務危機と流動性不足の中で打撃を受けている不動産市場を活性化させるため、融資条件を一部緩和する通達を発表。

初めての住宅購入者を対象とした既存の住宅ローン金利の引き下げや一部の都市における頭金比率の引き下げなどが含まれる。

通達によると、住宅ローンを利用している初めての住宅購入者は既存の住宅ローン金利の引き下げを9月25日から金融機関に申請することが可能になる。既存のローン契約の金利を引き下げるか、低金利の新規ローンに組み直すかのどちらかで金融機関と交渉することになるという。

また頭金比率について、ほとんどの主要都市では現在、初めて住宅を購入する場合で約30%、2回目の住宅購入の場合で40%以上だが、一部の都市でそれぞれ20%以上、30%以上に引き下げる。