トルコのエルドアン大統領は4日、ロシア南部ソチを訪れてプーチン大統領と会談した。ロシアが7月に停止した、ウクライナ産穀物を黒海経由で輸出するための合意枠組みへの復帰を直接働きかけたが溝は埋まらなかった。

プーチン大統領は自国の農産物輸出に対する障害が取り除かれない限り、黒海経由でのウクライナ産穀物輸出を可能にする合意を復活させるつもりはないと述べた。

2022年に黒海穀物輸出合意で仲介役を務めたエルドアン氏は同会談での成果として、7−10日にインドで開催されるG20サミットで提示できる新たな枠組みを望んでいた。