バンク・オブ・アメリカ(BofA)グローバル・リサーチの週間調査によると、20日までの1週間の株式からの資金流出額が今年最大となった。

EFPRのデータを基にした調査によると、株式からの資金流出額は169億ドルとなった。一方、債券には25億ドルが流入。債券への資金流入は26週連続だった。

欧州株からの資金流出は31億ドル。流出は28週連続だった。

エネルギー株には6億ドルが流入。原油価格の上昇が背景で、流入額は3月以来の大きさとなった

一方、金からは3億ドル、キャッシュからは43億ドルが流出した。ただ年初来ではキャッシュには累計1兆ドルが流入している。BofAは投資家の慎重姿勢の表れとしている。

一方、米債には年初来で累計1470億ドルが流入している。

BofAのアナリストは、長期的な低金利が2010年代および2020─21年にバブルを引き起こした一方、長期的な高金利はハードランディングのリスクを意味し、2024年前半にはバブルが弾けるとした。